女性の名前
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- 2016/01/23(Sat) -
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「女性の名前には植物系が人気?」と今朝の新聞に出ていました。明治安田生命の調査結果です。
2015年生まれの、女児の名前のランキング上位には、「葵」「菜」「花」などが多く使われているとのこと。 1位から順に「葵」「陽菜」「結衣」「さくら」「凛」「花」「結愛」「花音」「心結」「陽葵」という具合。 間違いなく言えるのは、「子」の付く名前が、激減していることです。 しかしそのことよりも、私が面白いと思ったのは、その記事にあった「人気ランキング首位の変遷」です。 昭和初期は「和子」が13年連続首位だったり、その後「恵子」「陽子」を経て、昭和末期は「愛」ブーム。 いつか、当院職員の一覧表を眺めていて、ふと気付いたことがありました。 そのリストを、生年月日順(つまり、年齢順)に並び替えてみたら、驚くべき規則性が見つかったのです。 女性職員11名の名前の文字数が、年上から順に、2, 2, 2, 3, 3, 3, 3, 3, 1, 1, 1だったのでした。 生まれ年でいえば、50〜60年代=2文字、70年代=3文字、80年代=1文字と、はっきり分かれていました。 世の中には、いろんな名前があるでしょうけど、このような傾向は、ある程度一般的なのかもしれません。 そこで、当院の患者データベースを使って、女性10534人の、名前の文字数を分析してみました。 まず1920年代生まれまでは、大半が3文字なんですね。そのほとんどは、「シヅヱ」のようなカタカナです。 30年代以降、3文字は減り続ける一方で、2文字の割合が増え、2010年代では80%に迫る勢いです。 ただし例外的に、80年代だけ、2文字の伸びが止まっています。これは1文字が増えたためです。 1文字の名前は、70年代生まれから急に増え始め、80年代と90年代は9%台。その後は少し減っています。 当院職員の、70年代の3文字は偶然でしょうけど、80年代の1文字は、当時の流行を反映しているようです。 この、名前分析。面白そうなので、もう少し研究してみます。
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