完璧なカタコト
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- 2016/01/31(Sun) -
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大河ドラマ『真田丸』、盛り上がってきましたね。題材もキャストも、脚本も良いです。
これ以外のテレビドラマは、最近ほとんど見ませんが、ふと見かけた民放ドラマが妙に面白かった件。 フジテレビの『ナオミとカナコ』がそれです。高畑淳子が演じる、中国人女社長がウケます。 そのしゃべりが「完璧すぎるカタコト」とまで評されるぐらいの、はまり役アルヨ。みな見るヨロシ。 このドラマを見て、ゼンジー北京を思い出しました。もう、ゼンジー北京を知らない人も多いでしょうか。 「ワタシ中国ハ広島ノウマレアルヨ」とか「タネモシカケモ、チョトアルヨ」とか言ってた、手品芸人です。 この中華風のカタコトは、文明開化期の横浜や、戦時中の満州に由来があるといわれています。 これらを掘り下げるとまた面白いのですが、まだ研究途上なので、今日は書きません。 ステレオタイプな使われ方だけでなく、いまでも実際に、中国の方は似たような言葉遣いをされます。 助詞を省いてしゃべる患者さん(中国人)には、日ごろの診療でもよく遭遇します。意味はまったく通じます。 促音(っ)や長音もしばしば脱落していますが、これもほとんど支障はありません。会話は成立します。 助詞や促音や長音が無いと、言葉は全体に短縮され、会話の時間が短くなります。ある意味、省エネです。 ただしどうしても、せっかちに聞こえますね。そこがどうも私の、香港映画のイメージと重ナルノコトヨ。
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