とりあえずビール
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- 2016/02/09(Tue) -
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レストランで、頼んだビールが最初に来なかった問題については、たぶん、私の頼み方が悪かったのでしょう。
最初にビールを持ってきてほしければ、「とりあえずビール」。この魔法の言葉を使えば良かったのです。 ビールの一口目は、空腹時に飲まなければ旨さが半減(または激減)すると思う私の、個人的見解です。 「とりあえず」は、「食事は後で注文するとして、さしあたって」という、場つなぎの意味で使っています。 「本来なら直接お礼に伺うべき所ですが、まずは」と言うときには、「とりあえずお礼まで」を使います。 この場合は、なにはさておき非礼を承知で、ともかく第一に礼状をしたためました、というニュアンス。 ただし、「とりあえずお礼まで」と書きながら、後で実際にお礼に参じたことなど、私は一度もありません。 その意味で「とりあえず」は、その場しのぎの意味合いが強いのかもしれません。 「とりあえず」で、真っ先に私が思い出すフレーズは、百人一首にも収載されている、菅原道真の歌です。 「このたびは 幣(ぬさ)も取りあへず 手向山(たむけやま) 紅葉(もみぢ)の錦 神のまにまに」 この中で「幣も取りあへず」は、「(道祖神に捧げるための)幣(ぬさ)も用意せぬまま」の意味です。 現代語の「とりあえず」との関連が不明ですが、おそらく、同語源だと思います。(個人の意見です) 居酒屋で「ぬさもとりあえずビール!」などと言ってた時期もありますが、最近は居酒屋にも行きません。 「とりあえずビール」という名称のビールを、どこかが発売しないのかと昔から思っています。まだですかね。 「とりあえず」で商標登録を調べてみると、7件ヒットしました。しかし、ビールでの登録がありません。 まさか、まだ誰も「とりあえずビール」を商標登録していないのでしょうか。これは大変!(何が?)
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