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ジカ熱と黄熱
- 2016/02/14(Sun) -
ジカ熱」の話題が出て、真っ先に私が思い出したのが「ジカ中毒」。もちろん、まったく別の病気です。

私は小さい頃、よく自家中毒になっていました。きっと、ナイーブな子だったのでしょう。
いま自家中毒は「周期性嘔吐症」と呼ばれ、片頭痛関連疾患と考えられています。

「ジカウイルス」は、「デングウイルス」と同じ、「フラビウイルス」というグループに属します。
他にこのグループのウイルスとしては、「日本脳炎ウイルス」や「黄熱ウイルス」があります。
「フラビ」は、ラテン語で黄色を意味する「flavus」に由来しますが、これは黄熱から来ています。

黄熱(黄熱病)といえば、野口英世です。彼は研究の途上、その黄熱に感染して、ガーナで亡くなりました。
読みは「こうねつ」も間違いではありませんが、通常「おうねつ」です。
南米も黄熱の流行地域なので、リオ五輪の際の渡航者は、ジカ熱よりも重症の黄熱にも注意が必要です。

厚労省は、リオ渡航予定者に対して、黄熱ワクチンの接種を受けるよう呼びかけています。
黄熱ワクチンは従来、1回接種すれば、その10日後から10年間、予防効果が続くとされてきました。
しかし最近、1回の接種が生涯有効との考え方に、国際規則が変わりました(今年6月から発効)。
何度も接種しなければならない日本脳炎ワクチンとの違いは、生ワクチンと不活化ワクチンの違いです。

ジカ熱のワクチンの開発は、まだ始まったばかりで、臨床治験まであと18カ月かかると最近報じられました。
一方でデング熱ワクチンは、開発がギリギリ間に合ったようで、もうじきブラジルでも導入されるとのこと。

リオ五輪の時には、多くの日本人が渡航するでしょうから、これらの感染症の「持ち帰り」も心配です。
ウイルスを持ち帰らぬためにも、渡航者は少なくとも、黄熱の予防接種は受けておいてほしいものです。

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