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溶連菌感染の初期症状
- 2016/02/15(Mon) -
溶連菌感染が多いことは、昨年末にも書きましたが、全国的に、かなり流行しているようです。

子どもの「風邪」のほとんどは「ウイルス感染」ですが、溶連菌感染は風邪に似ていても「細菌感染」です。
風邪に抗生剤は効きませんが、溶連菌感染には抗生剤が効きます。効くどころか、抗生剤治療が必須です。
したがって、溶連菌感染を疑ったら早めに医療機関を受診して、診断を確定し、治療を始める必要があります。

今朝もテレビで、溶連菌感染の症状や治療法を解説していましたが、人のカラダはそう単純ではありません。

開院して8年4カ月間に、当院で迅速検査によって溶連菌感染と診断した患者さんは1,251人でした。
しかし最近の3カ月間だけで99人なので、今ずいぶん流行していることがわかります。
その経験をふまえて、溶連菌感染の初期症状について誤解のないように、私の印象をまとめてみます。

(1)咽頭痛(のどの痛み)
もっとも頻度の多い症状ですが、痛まない人もいます。乳幼児では、食欲低下やよだれも重要な症状です。
診察すると、軟口蓋(のどちんこの上)が、燃えるように赤く腫れています。もう、血が出そうな印象です。

(2)熱(微熱から高熱まで)
子どもでは微熱が多く、熱が出ない子もいます。一方成人では、ひどい扁桃炎で高熱でぐったりの方が多い。

(3)発疹
腹部や大腿部、ときに足などが、点状の赤い発疹でザラッとしてきます。ただし半数以上は発疹が出ません。

(4)イチゴ舌(舌が赤くなり、イチゴの種のような赤いプツプツができる)
最初はあまり目立ちません。治療の途中ぐらいから、ブツブツしてくることの方が多く、長引きやすいです。

テレビなどの悪いところは、これらの症状を同列に解説するので、誰でも全部の症状が出るように錯覚します。
しかし、全部当てはまる人などいません。たいていは咽頭痛だけです。

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