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BCGの次は日本脳炎
- 2016/02/27(Sat) -
化血研の日本脳炎ワクチンの出荷が、ようやく解禁されることになりました。厚労省が昨日、発表しました。
他社製も含めて、日本脳炎ワクチンは現時点で、それほど不足している印象はありません。
しかし例年、春から夏には接種者が増えるので、この先どうなるのかと心配していたところでした。

ちょうど先頃、日本小児科学会が、日本脳炎ワクチンの接種についての見解を発表しました。そのタイトルは、
「日本脳炎罹患リスクの高い者に対する生後6か月からの日本脳炎ワクチンの推奨について」
この発表が、厚労省の決定を後押ししたのかどうかはわかりませんが、そのようなタイミングとなりました。

小児科学会の見解をまとめると、こうです。
(1)日本脳炎の患者は減っているが、ブタでは毎年、新たな日本脳炎ウイルスへの感染が認められている。
(2)日本脳炎ワクチンの定期接種は、3歳からが標準とされているが、対象年齢は0歳6カ月からである。
(3)3歳未満であっても日本脳炎を発症する例が出ており、昨年は0歳児が発症した。

よって、罹患リスクの高い地域に渡航・滞在・居住するなら、0歳6カ月からワクチンを接種しましょう、と。
この「罹患リスクの高い地域」というのは、日本国内では、関東以西の広い範囲と考えておくべきです。

そのような地域でコガタアカイエカに刺されれば、日本脳炎ウイルスに感染する危険性があるわけです。
それがわかっていながら、3歳までワクチンの接種を待つなど、考えてみれば怖ろしい話。
3歳になるまでの間、蚊に刺されないはずがないでしょう。ていうかむしろ、小さい子どもはよく刺されます。

「対象年齢の0歳6カ月になったら早く接種しましょう」というキャンペーンは、至極当然のことなのです。
当院では、5カ月でBCGを接種したら、その翌月には日本脳炎ワクチンの接種を始めるように勧めています。

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