なんとか短時間でも診療
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- 2016/04/16(Sat) -
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「余震は、本震よりも規模が小さいのですね」と、昨日のニュース番組で、アナウンサーが尋ねたところ、
「もっと大きな地震が起きて、そっちの方が本震、前のが前震、ということもあり得ます」と某専門家が回答。 イヤなこと言うなぁ、と思ってたら、本当に、その通りになってしまいました。 本日未明の大地震は、熊本地域の全住民に、計り知れない恐怖をもたらしました。しかも余震が続きます。 今朝は7時前に出勤。クリニックの外観に異変はありませんでしたが、その内部はメチャクチャでした。 何てことか、サーバー用のMacが床に落下し、液晶パネルが割れています。こりゃダメだ。 診療データを取り出し、別のMacに、サーバーシステムをインストール。起動OK。助かった。 電子カルテとプリンタの稼働が確認できれば、基本的な診療はできます。でも、問題は職員です。 当院の職員は、現在ほぼ全員が避難所生活をしています。とてもじゃないけど、出勤できそうにありません。 しかし、高血圧や糖尿病や喘息などの方には、予定日に受診しないと薬が切れて困る方がいます。 高熱や嘔吐・下痢でぐったりしながら、避難所生活をしているお子さんも、いるでしょう。 そのような患者さんのために、短時間だけでも、今日は診療をすることに決めました。 ある程度準備ができた時点で、ネット予約サイトの文面を、次のように改めて、診療を開始しました。 === 本日は、11時から診療を開始しています。余震などの経過を見ながら、15時頃に診療を終える予定です。 アイチケットによる予約受付は行っていません。診療の予約は、電話でお願いします。 院内の片付けと並行して診療しますので、職員は普段着です。 また、かなりお待たせするかもしれないことを、ご了承ください。 === 何人かから「今日もやってるんですね」と言っていただけました。無理して診療した甲斐がありました。
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