被災者とマスコミ
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- 2016/04/24(Sun) -
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TBSの「Nスタ」の生中継中に、被災者が取材陣に邪魔だとクレームを付けた話が、ネットを賑わせています。
熊本地震の被災者とマスコミのトラブルが、あちこちで起きているようです。 無神経な取材にうんざり、という事態は、どのような災害や事件・事故の場合でも、起こり得ることです。 しかし、報道の役割も大きいはず。それが重要な情報源となり、全国から支援が集まっているわけですから。 たぶん、みんな悪気はないのですが、いかんせん、被災者側に余裕が無いのです。問題は、温度差です。 取材陣は使命感に燃え、被災者は悲嘆に暮れています。レポーターの「熱さ」は、度が過ぎると不快です。 テレビをつければ、画面のサイドや上下には、地震に関連する情報が常時、流れています。 上下にテロップを出せば、左右にも出さないと、画面の縦横比のバランスが取れないのでしょうか。 NHKなどはデカデカと左側に「余震に警戒」と出し続けていますが、これは、はっきり言って目障りです。 最新情報をテロップで流すのは助かりますが、「余震に警戒」と出し続けて、何か意味ありますか。 被災地で、余震が気にならない者など、誰ひとりいません。警戒どころか、恐怖の連続です。 そのテレビすら見ることもできない被災者の場合には、テレビのテロップなど無意味です。 また、さいわいテレビを見られる私のような者には、いっとき地震を忘れて、大河ドラマでも見るのが息抜き。 ことさらに余震のことを強調するようなテロップは、もう少し小さくしてもらえませんかね。
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