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地鳴りと地震
- 2016/05/05(Thu) -
熊本の人々の多くはいま、毎日毎日何度も地鳴りを聞き、その直後に地震の揺れを感じているはずです。

昨日も今日も、室内で比較的静かにしているときは、ほぼすべての揺れの直前に、地鳴りが聞こえました。
「ドン」とか「ドドン」と、遠くで大太鼓(または大砲)が鳴ったような、少し振動を伴う重低音が響きます。

食事中でもパソコンしてても、地鳴りが聞こえると、ハッ!と顔を上げて、なぜか遠くを見てしまいますね。
周囲の家族や職場の同僚も、ハッ!と顔を上げて、アイコンタクトで確認し合ったりします。
ちょうど、ミーアキャットの家族が、何かを感じてスクッと立ち上がり、周囲を警戒しているような感じです。

そして次の瞬間に、揺れます。このところ「地鳴り→ハッ!→揺れ→やっぱり」のパターンの繰り返しです。

調べてみると地鳴りは、地震の「P波」が、地表から大気に伝わった時の音だという説があります。
これは直下型地震特有の現象で、大気に抜けた音波が、揺れよりも少し先に、観測点に伝わるのだと。
ふーん、なるほど、と一度は思ったのですが、ちょっとおかしい。
P波の方が、音波よりも圧倒的に速いはず。音波がP波よりも先に届くはずがないのでは?

私の仮説は、こうです。地鳴りは、自分の真下の地面まで到達したP波が、大気に抜けたときの音であろうと。
だからP波の到達と地鳴りは、ほぼ同時。持続時間はP波の方が長いので、地鳴りが先に来たように感じる。

熊本地震は直下型地震で、余震も含めて、震源から私までの距離は、ほとんどが15〜30キロぐらいです。
P波とS波の速度差から計算して、地鳴り(約1秒、P波含む)→P波持続(1〜3秒)→S波到達、となるわけです。

地鳴りは地震の予兆だと言われることもありますが、予兆ではなく、初期徴候と言った方がよいでしょう。
つまり、地鳴りは地震そのものです。予兆とするにはあまりにも遅すぎ。
地鳴りが聞こえてから何か準備する時間はなく、緊張するのがせいぜい。恐怖感が増すばかりです。

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