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接種控え対策
- 2016/06/01(Wed) -
新たな定期予防接種が導入される直前には、そのワクチンを任意接種をする人が減ります。「接種控え」です。
すぐに無料になるのがわかっているワクチンを、わざわざ有料の時に打ちたくない気持ちはわかります。
しかしそれは、感染予防の観点からは問題。接種が遅れれば、免疫獲得も遅くなってしまいます。

10月から始まる「B型肝炎ワクチン」の定期接種の対象は、0歳児。新生児でも接種できるワクチンです。
B型肝炎ウイルスは、保育園・幼稚園などで、唾液・汗・涙などを介して感染することが知られています。

やがて無料になる予定のワクチンを、いったい、いつ接種すべきなのか? 今でしょう(ベタですみません)。

接種控えを防ぐため厚労省は、定期接種開始時における接種対象者に、制限を設けました。
今年4月生まれ以降の赤ちゃんのみを、対象とすることにしたのです。
3月までに生まれたお子さんは、10月の時点でたとえ0歳でも、定期接種の対象ではありません。

じゃあなぜ4月生まれからOKにしたのか、と言えば、厚労省得意の、机上の空論があるからです。

規定では、接種は全部で3回。2回目は1回目の4週間後以降、3回目は1回目の20週間後以降となっています。
接種をテキパキと進めていくと、約5カ月ほどで、3回目の接種まで終えることができます。
4月生まれのお子さんなら、10月から接種を始めればちょうど3月までに完了できる、という計算です。

つまり厚労省は、4月生まれのお子さんが10月まで接種控えをすることを、黙認あるいは推奨しているのです。
これは大問題です。おそらく今後しらばくは、乳児早期の接種が減るでしょう。困ったものです。

こういうものは、やると決めた時点で、即日開始するのが最善。そうでなければ、必ず混乱を招きます。
予算の問題があるんでしょうが、そんなことは、償還払いなどの工夫で何とでもなります。要は、やる気です。

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