マッコス登場
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- 2016/06/14(Tue) -
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Appleのイベント「WWDC16」が開かれました。毎年6月に行われる、おもにOSについての発表会です。
その中でも、Macの新しいOS「macOS Sierra」(とネコ科の関係)について、今日は書いてみます。 2001年に発表された、Macの10番目のOSは、「Mac OS 10」ではなく「Mac OS X」と命名されました。 バージョン10.0には「Mac OS X Cheetah(チータ)」という「ネコ科」のコードネームが付けられました。 以後、「Puma」「Jaguar」「Panther」「Tiger」「Leopard」「Snow Leopard」「Lion」と続きます。 2012年の10.8は「OS X Mountain Lion」。頭の「Mac」がはずれて、単に「OS X」となりました。 さて、次のネコ科は何だろうと思っていたら、コードネームは唐突に、「地名」シリーズに変更されました。 2013年:10.9「OS X Mavericks」:北カリフォルニアの海岸の名前。サーフィンの名所だとか 2014年:10.10「OS X Yosemite」:言わずと知れた、カリフォルニア州の国立自然公園 2015年:10.11「OS X El Capitan」:ヨセミテ国立公園内にある、有名な巨大な岩の名前 2016年:10.12「macOS Sierra」:たぶん、ヨセミテ国立公園のある、シエラネバダ山脈のことでしょう 今回、地名シリーズは維持されましたが、「OS X」が終了して、こんどは「macOS」になりました。 Appleの他のOS、「iOS」「watchOS」「tvOS」と揃えようというのか、小文字で始まる「macOS」です。 “sierra” の語源は「ノコギリ」。転じて、ギザギザの(鋸歯状の)連山のことを “sierra” と言うようです。 なるほど。「前鋸筋」のことをラテン語で “serratus anterior” と言いますが、あの “serra” とも通じます。 シエラネバダ山脈とは、「雪で覆われた(ギザギザの)山脈」という意味のスペイン語だとか。 ギザギザの山といえば、熊本にもありますね。「阿蘇五岳」のひとつ「根子岳(ねこだけ)」です。 五岳で一番高くなりたくて、頭に土を積んでインチキしたら、健磐龍命に叱られたという、あの山です。 健磐龍命に頭を何度も叩かれて、ギザギザのネコのような頭になったので、名前は猫岳です。 「macOS Sierra」とネコ科の接点があるとすれば、これぐらいですか。
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