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水銀血圧計の行方
- 2016/06/20(Mon) -
水銀血圧計や水銀体温計は廃棄する方向に向かっている、と書いたのは半年前のこと。
当院が保有していた水銀血圧計も、今年1月に、医師会による回収事業を利用して処分しました。

血圧計1台につき2,300円ほどかかる回収費用のうち、半額を県が補助するという、お得なプランでした。
申し込んだ後になって、県が補助率を3割に引き下げてきたのにはムッとしましたが、まあ、しょうがない。

熊本県内ではこのたびの事業で、3,646台の血圧計と、8,428本の体温計が回収されたそうです。

当院の水銀血圧計の処分が、無事完了したと、先週報告書が届きました。
産廃業者S社が引き取った後、日通とJR貨物によって運搬され、野村興産イトムカ鉱業所で処分したとのこと。

イトムカ?
漢字で「伊都向」だと、九州にありそうな地名ですが、カタカナで「イトムカ」なので、北海道っぽいですね。
調べたらやはり、北海道の北見市にありました。当院の血圧計も、なかなか長旅をしたものです。

九州の水銀血圧計を、わざわざ北海道まで運んで処分した理由は、イトムカにありました。

イトムカとは、アイヌ語で「光り輝く水」の意味だとか。それって「水銀」のことじゃないですか。
イトムカ鉱業所は、かつては東洋一の水銀鉱山だったそうですね。いまは大規模な水銀リサイクル工場です。

日本国内で現在、鉱山からの水銀産出はなく、蛍光灯などに使う水銀はすべて、リサイクル水銀です。
年間消費量が10トン以下なのに、リサイクルで得られる水銀が、約100トンあるそうです。
ところが1960年代には、世界の水銀生産量の2割以上、年間2000トンも、日本が消費していたとのこと。
高度成長期の日本って、けっこう無茶やってたんですね。

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