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平板化と中高化
- 2016/07/08(Fri) -
待合室で、本棚の上に登ろうとする子どもに、「あぶないよ」と母親が声をかけたりしています。
この「あぶない」や「あかるい」などの形容詞のアクセントが、だんだん変わってきているのが気になります。

私は従来通り、「あぶない」は「低高高高」の「平板」発音をします。「くまもと」と同じアクセントです。
ところが最近よく耳にするのは「低高高低」の「中高(なかだか)」発音。「たのしい」と同じ発音です。

名詞の「平板化」とは対照的に、形容詞は「中高化」するのが、とくに若い人の間でみられる傾向のようです。
となると、もともと中高発音の「たのしい」とか「うれしい」も、昔は平板発音をしていたのでしょうかね。

いま使われている形容詞のほとんどが中高型アクセントであり、平板型は例外的なようです。
「平板式の語を暗記すれば、後はほとんど最後から二拍めまで高い中高型だと思ってよい」と金田一春彦氏。
金田一氏が「暗記すれば(よい)」と言ってるのは、35個の平板式形容詞です。
例えば、赤い、厚い、甘い、遅い、重い、硬い、軽い、きつい、眠い、明るい、危ない、くすぐったい、など。

このうち「厚い」は、同音異義語「熱い」や「暑い」との弁別のためにも、平板アクセントは残るでしょう。
しかしそれ以外の言葉のいくつかは、自分でもしばしば、中高型発音してますね。これはあぶない(平板)。

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