参院選と改憲議論
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- 2016/07/11(Mon) -
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「選挙戦」などと言いますが、政治家って、選挙以外の常日頃こそ、全力投球で戦うべきじゃないんですかね。
それにしても、このたびの参院選は、与党圧勝でした。 どうせすぐ結果が出るのに、途中経過をいちいち報道するテレビ番組など、面白くもないので見ませんでした。 焦点のひとつは、改憲勢力が3分の2の162議席を上回るかどうかでした。電子版で各紙の見出しを見ると、 毎日「改憲勢力3分の2超す」・・・3分の2超を憂慮した記事です 朝日「3分の2に迫る」・・・3分の2超を認めていない、負け惜しみ的な態度 読売「与党大勝 改選過半数 改憲派3分の2超す」・・・大喜び 産経「改憲勢力3分の2超 発議可能に」・・・改憲する気まんまん 今朝の毎日の記事にはあきれました。昨日の午後、都内某所でアンケートに応じた29歳の男性の話とのこと。 記者「3分の2という数字を知っていますか」 男性「それって雇用関係の数字じゃない?」 記者「改憲に必要な議席数」 男性「えっ、9条がいじられるってこと? みんな知らないんじゃないか」(と驚いた) 改憲発議ができる3分の2の議席を、与党らが獲得したこと自体は、まったく民主的な手続きによるものです。 その結果を憂慮するなど、国民をバカにしてます。改憲の議論さえ忌み嫌う考え方には、私は賛同できません。 これから改憲議論が徐々に進んでいくことでしょう。変えるとすればどう変えるか、それがいちばん大事です。 改憲内容については、十分な議論に議論を重ねた末に、発議してもらいたいものです。 国民投票が、意外とアテにならないことは、英国の件でよくわかりました。発議前の議論がなにより重要です。
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