恋文は夜書くな
|
- 2016/07/20(Wed) -
|
「夜に説教を書くな。夜は悪魔が支配している時間だから」という格言を、佐藤優氏が紹介していました。
これはある神学者の言葉だそうですが、昔からこの手の話は、よく聞きます。 私は中学生の時に、「恋文は夜書くな」と習いました。大胆なことを書きすぎる、というわけです。 しかし逆に言えば、夜でなきゃ、思い切った恋文など書けませんよ。朝っぱらから書けますかって。 現に、中3のある晩、書きました。・・・ふられましたけど。夜書いたのが原因ではありません。 いや、朝であれば恋文など書けなかったわけで、ふられることもなかったのかもしれません。 研修医の時にも、「論文は夜書いても朝読み直せ」と教えられました。これも同じ意味合いでしょう。 昼間っから執筆できる暇などありませんが、たとえ夜書いても、昼間の頭でチェックしろ、というわけです。 佐藤氏は、「非常にとがった論戦的な文書を書いている人はだいたい夜に書いている」と分析します。 しかし必ずしも、とがった文章が悪いとは限りません。逆にとがりたければ、夜書くべきなのです。 当ブログはいつも、仕事から帰って、風呂に入って、夕食を済ませてから、執筆を開始しています。 締切は当日中。つまり23時59分。なのでブログはいつも、午前0時前の2,3時間で書くことになります。 それなりに推敲などしていますが、それも夜です。毎日毎日、夜の頭で書いた文章です。 でも、それが不利だとは思っていません。このようなブログはむしろ、とがって挑発的なのがいいと思うので。
|
コメント |
コメントの投稿 |
| メイン |
|