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酸素吸入と火災
- 2016/07/25(Mon) -
毎年この時期禁煙外来の集計報告が義務づけられています。当院の、昨年度の禁煙成功率は62.5%でした。
ただし、禁煙が成功しても、その半年後とか1年後に、また喫煙を再開してしまう方も、ときどきいます。
1本だけ、という気持ちでタバコに手を出せば、ほぼ確実に、その1本がきっかけで喫煙生活に逆戻りです。

喫煙にはさまざまな害があります。
昔は肺がんなどがメインでしたが、最近は、心臓病やがん以外の肺疾患の問題も強調されています。

「慢性閉塞性肺疾患」は、その代表格。ヘビースモーカーの高齢者に多い疾患です。
これを横文字では「COPD(Chronic Obstructive Pulmonary Disease)」と言います。
以前は同じものを「COLD(Chronic Obstructive Lung Disease)」と言っていました。
“Plumonary”も “Lung”も、どちらも肺の意味です。
COLDは発音しやすかったのですが、「風邪」の COLDと紛らわしいので、 COPDになりました。
COPDなのにまだ喫煙している方は、即刻禁煙しなければなりません。ところがそれが、難しいようです。

COPDが進行すると、在宅酸素療法(HOT)を導入することになります。
酸素濃縮装置とつないだチューブを鼻孔の下に装着し、酸素を吸います。現在16万人が行っているそうです。
そんな患者さんの中に、酸素を吸いながら、なおかつタバコも吸おうという強者がいるようです。引火します。

今年1月から4月までに、HOT中に焼死した方は3人。そのうち2名で、タバコからの引火が疑われています。
鼻の周囲から発火するのです。想像を絶する惨事です。絶対に防ぎたい事故ですね。

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