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レントゲンもデジタル
- 2016/08/02(Tue) -
レントゲン検査の世界もデジタル化していることは、先日も書いた通りです。
どのような方法であれ、X線照射装置により撮影し、体を透過したX線を何らかの形で記録するところは同じ。
その記録方法が進化しつつあるわけです。古い順に並べてみると、

(1)感光剤を塗ったフィルムに焼き付け、現像機で現像し、そのフィルム自体を明るいところで見る。
(2)特殊な蛍光体を塗ったプレートに撮影し、スキャナで発光させて読み取り、デジタル画像に変換する。
(3)CCDカメラ(または大型検出器)で撮影し、デジタル画像に変換する。

現在の主流は(2)でしょう。スキャナを通した後のプレートは、情報が消去されるので、何度でも使えます。
しかし(2)は、スキャン作業にひと手間かかります。その点(3)は、まったくデジカメと同じ原理です。

9年前の当院開業時は、(1)から(2)への過渡期であり、(3)はまだ登場したばかりの新機軸でした。
新しモノにとびつきたがる私ですが、信頼性を考慮して、(2)を選択し、現在に至っています。

それをこのたび、(3)のCCDカメラの装置に切り替えるすることにしました。ついにフルデジタル化です。
撮影の数秒後には、診察室でレントゲン写真を見ることができます。

導入するのは、アールエフ社の「NAOMI」です。NAOMIって、何かの略じゃないですよ。「ナオミ」です。
そのネーミングですよね、ユニークというか、気恥ずかしいのは。

この会社は、飲み込むタイプの「カプセル内視鏡」でも有名ですが、その製品名もユニーク。
最初は「NORIKA(ノリカ)」だったのですが、改良されて今は「Sayaka(サヤカ)」です。やれやれ。

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