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ワクチン足りるのか
- 2016/08/31(Wed) -
10月から始まる「B型肝炎ワクチン」の定期接種の対象は、1歳未満の赤ちゃん。推奨月齢は2カ月からです。
ただし、今年の4月以降に生まれたお子さんだけが対象、という規定になっています。
たとえば3月生まれの方は、10月にはまだ0歳でも、定期接種の対象ではありません。

一方で4月生まれのお子さんは、10月まで待てば接種が無料になるので、10月まで待つ方が多いです。
本来は生後2カ月で接種を開始すべきなのに、6カ月頃まで待つことになります。これが「接種控え」です。
感染症予防の観点からは問題ですが、新しい定期接種が始まるときにはいつも、接種控えが起きてしまいます。

同様に、5月から7月生まれの方の場合も、10月になるのを待つケースがほとんどです。
8月生まれのお子さんだけは、生後2カ月の時には定期接種が始まっているので、適切な時期に接種できます。

となると10月には、4月生まれから8月生まれのお子さんが、一斉に接種を開始することになります。
11月には、2回目の接種を行うことになりますが、この月には9月生まれのお子さんも接種に加わってきます。

このように10月・11月には接種が集中するというのに、ワクチンの供給は、はたして間に合うのでしょうか。
というのも、B型肝炎ワクチンの国内シェアはこれまで、化血研8割、MSD2割の体制だったからです。

化血研は不祥事を起こし、110日間という長い長い業務停止処分を課せられました。
B型肝炎ワクチンの場合、すでに製造済のワクチンのみが、細々と流通する状態になりました。今もそうです。
しかも、その業務停止期間が終わる直前に熊本地震が起き、化血研の工場が大きな被害に遭いました。
なかでも、B型肝炎ワクチンの製造プラントの損壊が大きく、再稼働の見通しは現在も立っていないとのこと。

化血研のワクチンは、不祥事発覚前に製造されていた在庫分の残りだけで、やりくりしなければなりません。
一方で、MSDのワクチンは輸入品。大あわてで輸入量を増やし、なんとか定期接種に間に合わせる方向です。

そのようなドタバタの中で、1カ月後には定期接種が始まろうとしています。ワクチンは足りるのでしょうか。

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