地盤沈下は想定内?
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- 2016/11/27(Sun) -
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博多駅前の陥没道路を修復した場所が、また地盤沈下してしまいました。まことにガッカリな話です。
福岡市は「沈下は想定内だった」と言いますが、「なんだ、想定内でしたか」と単純には受け取れません。 地盤沈下を想定してたのなら、福岡市は通行再開前に、よくわかるように公表しておくべきでした。 「埋め戻しの重みで、その下の地盤が圧縮されるので、最大8センチ程度の地盤沈下が予測されます」 「早期検知のために、12台のセンサーで10分毎に路面の高さを計測し、3時間毎の目視も行っていきます」 「沈下の程度によっては、一時的に交通を規制する場合もありますが、安全確認のためです。ご安心ください」 あらかじめこう言っといてくれたなら、今回の沈下も、ああ、あれね、言ってたヤツね、となるでしょうに。 ところが、沈下の予測をしていた大成建設が、その詳細を福岡市に伝えたのは、昨日の地盤沈下の後だとも。 これじゃあ福岡市だって、そんなこと聞いてないよ、てとこでしょうが、それも間抜けな話です。 ともかく、世界中から賞賛された「福岡の奇跡」が、今回の件で、残念ながら疑わしくなってしまいました。 地盤沈下が発覚して交通規制を行ったものの、その4時間後には通行を再開した、その早さも気になります。 想定内の出来事であるから何も心配はないと、ことさらにアピールする意図があったのでしょうか。 しかしこういう時こそもっと謙虚に、慎重に、ボーリングでもなんでもやって、徹底的に調べるべきでしょう。 そしてその結果、やはり想定内の沈下でしたと、そう言ってくれたら安心できるのに。
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