インフル流行早いです
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- 2016/11/30(Wed) -
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熊本はまだ局所的な流行ですが、全国的に見ると、今年のインフルエンザの流行は早い立ち上がりです。
昨シーズンは2月と3月がピークというスロースタートだっただけに、今年の早さは準備不足感が否めません。 早いだけではありません。昨シーズンとはまったく別の型のウイルスが流行しています。 流行したインフルエンザウイルスの型は、ざっと次の通りです。 ・今シーズン:いまのところ、ほとんどH3(A香港型) ・1年前:H1(2009年に流行した新型)主流で、B型(山形系統とビクトリア系統が半々)も ・2年前:ほぼ、H3だけが流行、春先に少しB型(ほぼ山形系統) ・3年前:H1 が主流で、H3とB型(山形系統が主流)も少し ・4年前:ほぼ、H3だけが流行、春先に少しB型(ほぼ山形系統) こうして見ると、1年ごとに、流行型が入れ替わっています。つまり、去年罹った人でも、油断できません。 逆に、2年前にA型(H3)に罹った人は、いまのところ安泰かもしれません。 インフルエンザワクチンは、H3とH1と2つのB型(山形とビクトリア)すべてに効くように作られています。 これが「4価ワクチン」です。接種すれば、4つすべての型に、それなりに有効なはずです。 流行はすでに始まってしまいましたが、いつまで続くかはまだわかりません。 今からワクチンを接種しても、けっして手遅れではありません。
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