元日からの禁煙のために
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- 2016/12/26(Mon) -
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禁煙補助薬「チャンピックス」を使った禁煙外来を始めて、6年以上たちます。
これまでに300人以上の方が、当院での禁煙治療を行いましたが、成功率は半々ぐらいかもしれません。 その正確な詳細は、じつはよくわかっていません。なぜなら、 (1)途中から来院されなくなった方が、禁煙に成功したのか、諦めたのか、区別がつかない (2)禁煙外来を満了された方が、その後も禁煙を維持できているのかどうか、確認できない これらの方には、最終来院日の半年後とか1年後とかに、電話か何かでお尋ねするという手もあるでしょう。 しかし、禁煙に失敗して後悔している方には、傷口に塩を塗るようなことになりそうで、躊躇します。 そのような方に、禁煙再挑戦を促すことは悪くないのでしょうけど、どこか押し売りっぽくも感じます。 いったん禁煙できていた方が、また喫煙生活に戻ってしまうきっかけの多くが、会社の飲み会です。 1本だけ、と思って吸った1本が、1本で済むことはほとんどありません。たいていは、喫煙生活に逆戻りです。 その1本を勧めた同僚を責めるのではなく、会社全体として禁煙に取り組まなければ、なかなか成功しません。 折しも、禁煙を始めるには絶好の「元旦」が近づいています。 チャンピックスは、内服開始とともに喫煙本数を減らし、その翌週から完全禁煙に移行するのが標準。 つまり、今週から内服を開始すれば、ちょうど元日からの禁煙を「補助」することができるわけです。 というわけで、元日から禁煙するなら、年内のうちに禁煙外来へ。まだ間に合います。
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