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心臓外科医ドラマ登場
- 2017/01/17(Tue) -
なにかとバッシングされ気味のキムタク主演の、『A LIFE〜愛しき人〜』という、TVドラマが始まりました。
最近は、大河ドラマ以外は見ていない私ですが、久々に主人公が心臓外科医ということで、見てみました。

設定やストーリーには少々無理がありますが、主人公が誠実な外科医であるところには、好感が持てました。
手術シーンでは、要点が描かれていて無駄な説明が少ないのが良かった。何よりもリアリティー優先なのです。
Doctor-X』よりも、ずっとリアルでした。医療監修(順天堂大の某先生)が妥協しなかったのでしょう。

第1話は、主人公が帰国して、困難な術式を提案し、やってのけるという話でした。
「Konno(今野)法」による大動脈弁輪拡大術。ああ、久しぶりに聞きました。比較的難易度の高い術式です。
よくもそのような複雑で分かりにくい術式を、少ない説明のままドラマに組み込んだものです。

しかも手術の翌日、「スタックバルブ」のために患者急変。その「スタックバルブ」という言葉にも泣けます。
ドラマでは、人工弁が組織に引っかかったと説明していましたが、まさに、私も同じような経験があります。
狭い部位に何とか入れ込んだ人工弁が、周囲の組織に引っかかったり、縫合糸が引っかかったりするのです。
あるいは、何らかの原因によって、人工弁に血栓が付着して、弁の動きが止まってしまったりもするのです。
緊急再手術をしてもリカバーがしばしば困難な、人工弁置換手術後に起きうる最悪の合併症のひとつです。

そこで主人公(キムタク)がひねり出した打開策が、「心尖下行大動脈人工血管吻合術」という離れ業。
これがまた、泣けました。もう号泣です。この術式はしばしば、一か八かのような気持ちで採択するからです。
私も経験があります。そうとう厳しい結果になります。でもドラマはまさに、奇跡を描いていました。

ここまでは、まずまず。最後まで諦めずに再手術を成功させる、外科医の粘り腰を、よく描いてくれました。
しかし、次の第2話が心配。なにしろ脳外科手術をやろうという雰囲気だからです。心臓外科医なのに。
そんなことやったらリアリティーぶち壊し。『Doctor-X』並の、コメディー外科医ドラマになりますけどね。

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