あえ物で食中毒
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- 2017/02/04(Sat) -
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こんどは松山赤十字病院で、ノロウイルスの集団感染が起きました。今回も、給食が原因と考えられています。
そのメニューは、「アジの南蛮漬け、ほうれん草と豆腐の白あえ、キュウリのレモンあえ」など、だそうです。 どうも、「あえ物」が怪しいですね。 和歌山県御坊市で起きた、ノロウイルスが原因と思われる集団食中毒の原因メニューは、「磯あえ」でした。 下ゆでしたほうれん草ともやしと、加熱したちくわを「あえて」から、刻みのりを加えたものだったようです。 もしかすると「あえ物」って、製造工程で病原体に汚染され易いんじゃないですかね。よく知らんけど。 あえる食材はそれぞれ、あらかじめ加熱してあっても、あえた後には、あえて火を通さないんでしょう? 給食レベルの大量製造においては、両手でわっさわっさとあえてるんじゃなかろうかと、想像したりもします。 ちゃんと手袋をしてるんでしょうけど、その手袋の使い方が正しく守られているのか、心配になります。 まず手袋の装着法からして、外科医のように厳密とは思えません。清潔と不潔の区別もそうです。 外科医が手袋で触ってもいいのは、消毒した皮膚と、体の内部と、滅菌済みの手術器械や材料だけです。 ところが調理の現場では、加熱済みの料理も、調理前の食材も、同じ手袋で触れてしまう可能性があります。 調理道具や調理器具のスイッチやエプロンなど、汚染されていると考えるべきものに、触るかもしれません。 そのようなモノに手袋で触れたなら、すぐに水道水で手袋を洗う必要があります。水洗いだけでも有効です。 あと、洗った後の手袋で蛇口に触れるのも、やめましょう。蛇口は、手を洗う前にも触るところだからです。 清潔な操作には、調理場の工夫と、意識改革が必要です。
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