井と丼と#と♯
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- 2017/02/12(Sun) -
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中尾彬は「うな重」は食べず、タレがムダなくご飯に染みこむ「うな丼」を食べると、テレビで言ってました。
なるほど。でも、私はいつも「ひつまぶし」ですけどね。 「丼」は、井戸に物を投げ入れたときの、音を意味する字だとか。「ドブン」みたいな音なのでしょうか。 大きな桃が川を漂い流れてゆく様子を「どんぶらこ」と言ったりしますが、「どんぶりこ」とも言うそうです。 医師用の某サイトに最近、「♯」と「#」の違いについての投稿が出ていました。 カルテに何かを箇条書きにするときには、昔から「#1、#2、・・・」のように「#」を行頭に使います。 紹介状に病名を記載するときも、ほぼ必ず、「#1高血圧症、#2高脂血症、・・・」のように書きます。 この「#」を「ナンバー」と読むのだと、昔先輩医師に教わりました。「井桁(イゲタ)」という記号です。 「#(イゲタ)」と「♯(シャープ)」の区別が付きにくいですが、両者は別物です。 どう区別するんだとおっしゃる方へ一句。「横線が、フラットじゃないのがシャープです」 ところで、ふと電話を見て驚きました。プッシュボタンにあるのは、明らかに♯ではなく#だったからです。 「最後に、シャープを押してください」などとアナウンスされてるボタンが、実はイゲタだったとは。 と思ってググったら、ずいぶん昔から「電話の#はシャープじゃない」というトリビアがあるようです。でも、 「最後に、イゲタを押してください」と言ったのではわかりにくい。「どの下駄ですか?」と苦情が出ます。 「最後に、シャープに似たヤツをおしてください」と言うべきなのか。いや、それでも不親切。 「最後に、シャープに似た、でも正しくはイゲタと言う名称の記号のボタンを押してください」これで行こう。
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