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予防接種と入園拒否
- 2017/02/16(Thu) -
予防接種を受けていない園児の受け入れを拒否した、新潟市の認定こども園の問題は、私には不可解です
関係省庁が協議した結果、予防接種を受けていないことだけでは入園を拒否できない、と結論したからです。

たしかに、子どもに定期予防接種を受けさせることは、保護者の「義務」ではなく「努力義務」です。
わが子には受けさせないと親が判断すれば、接種しなくてよいのです。思想信条の自由です。

しかし状況によっては、基本的人権よりも、公共の福祉の方が優先される場合もあります。
ワクチン接種の拒絶はその子どもだけの問題ではなく、周囲への感染拡大という問題があるからです。

たとえば麻疹は感染力がきわめて強く、しかも発症する前日から、周囲への感染力があります。
発症した時点ですぐに気付いて隔離・帰宅させても、すでに感染が拡大している場合が多いのです。
MRワクチンがまだ接種できない0歳児を含む集団の中では、感染者が出ては絶対に困ります。

予防接種はその個人の感染防御だけでなく、集団全体の感染症を減らす「集団免疫」の効果があります。
1歳のお子さんがワクチンを接種することで、0歳児も守られるのです。

ワクチンの積極的勧奨を行っている国が、むざむざと感染拡大のリスクを見過ごすのには、理由があります。
感染症の危険よりも、ワクチン反対派の活動の方が怖い(または面倒)と考えているからです。
子宮頸がん予防ワクチン(HPVワクチン)問題などと同じく、弱腰厚労省の体質そのものです。

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