危険運転とは何か
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- 2012/04/24(Tue) -
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京都・亀岡市で10人を死傷させた無免許運転の少年に、「危険運転致死傷罪」の適用は難しいと言われています。
危険運転と認定するために、今回問題となっているのは以下の2点。 「故意かどうか」と「進行を制御する技能があったかどうか」 加害者の少年は「居眠りしていた」「一晩中運転していた」と言っています。 居眠り運転は、通常「過失」とみなされるそうです。 「事故を起こそうと思って居眠りしたわけではない」からでしょうか。 ならば飲酒運転は、なぜ「故意」とみなされるのでしょう。 事故を起こそうと思って運転しているわけではないはずです。 飲酒運転が危険とは承知の上で、飲酒し、運転するから「故意」なのです。 今回の事件に当てはめてみましょう。 一晩中運転していたために極度に眠く、小さな居眠りを繰り返すような状態だったことでしょう。 事故の危険があることには、気付いていたはずです。 それなのに運転を継続した。だから「故意」が成立すると考えるべきでしょう。 「一晩中運転していた」のだから「進行を制御する技能はあった」とする理論はナンセンス。 居眠りした時点で「技能」は失われているからです。
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