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聴診の工夫
- 2017/05/02(Tue) -
友達がFacebookで「激安聴診器」の話を投稿していたので、少しに気になって書いています。
一流品のコピー品とのこと。本物の10分の1以下の価格ですね。たぶん中国製か。
聴診器で事故や障害が起きるとも思えないので、ちゃんと聴けりゃいいんでしょうけどね。耐久性は大丈夫か。

学生時代からこれまでに、私も多数の聴診器を使ってきました。その遍歴については、前にも書きました。
いま、メインの診察室(第2診察室)では「リットマン カーディオロジーIII」という聴診器を使っています。
「カーディオロジー(心臓病学)」という名前が付けられているように、循環器用ということになっています。

それ以外の診察室や処置室にもそれぞれ聴診器を置いて、いちいち持ち歩かなくてもいいよういにしています。
これらの部屋ではおもに呼吸器等の急性病変を診るので、聴診器は一般的な「リットマン クラシック」です。

冒頭に紹介した記事の中に、冬場には聴診器を手で温めてから患者さんに使え、という話がありました。
これを読んで私は、かつて聴診器をホットプレートで温めていたことを思い出しました。
もちろん今は、そんなヘンテコリンなことはしていません。

どの季節でも、聴診の直前には自分の手のひらで聴診器を温めます。人肌になじんでから、聴診を開始します。
しかも最初は胸ではなく、上腹部正中に聴診器を当てます。この場所の皮膚感覚は、比較的鈍感だからです。
これで、聴診器の冷たさを身構えていた患者さんが、そうでもないことを感知し、緊張感も和らぐのです。

子ども相手でも、同じようによく温めてから使いますが、聴診器を当てられたら大泣きする子がいます。
母親はたいてい「あー、ちゅめたかった(冷たかった)ねー」と言って、子どもをあやしたりします。
「いや、そのはずはありません。聴診器はちゃんと温めてましたから」なんて言い訳は、もちろんしません。
聴診時に子どもを泣かせないことが、医者の腕の見せ所だからです。私もまだ工夫が足りないのでしょう。

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