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迷ったら打て
- 2017/05/17(Wed) -
アナフィラキシー補助治療剤「エピペン注射液」に不具合があり、回収騒ぎが拡大しています。

エピペンは、重篤なアレルギーの際に、アドレナリンを迅速に筋肉注射するための専用の医薬品です。
たとえば、食物アレルギーのお子さんが、緊急治療用にエピペンをいつも携行しています。
いざというとき使うのは医者ではなく、患者本人か保護者や保育士や教職員など、患児の身近にいる人です。

「エピ」はアドレナリンの別名「エピネフリン」に由来し、「ペン」はその形状がペン型だからでしょう。
太ももの筋肉に、誰でも簡単に注射ができるように工夫された、特殊な容器に入っているところがユニーク。
見たことの無い人にはまったく想像できないでしょうけど、実は、エピペンによく似た日用品があります。

それは、「下地チェッカー(下地探しピン)」。壁の下地を調べるときに使う、棒状の器具です。
壁にグイッと押し込むと、針のカバーだけが引っ込んで針が壁に突き刺さり、下地の様子が確認できるあれ。

エピペンも、プラスチックのニードルカバーを太ももに押しつけると、カバーが引っ込んで針が突き出ます。
その針から自動的に、筋肉内にアドレナリンが注射されるという仕組みです。
終始針が見えないので、恐怖心が起きにくく、誰でも思い切って注射できるというわけです。

いちばん問題となるのは、その子が今本当にアナフィラキシーなのか、危険な状態なのか、その判断でしょう。
保育士や教職員が、エピペンを使ってアドレナリンを注射する際に、迷いが生じ易いのです。

しかしアナフィラキシーの際のアドレナリン注射は、「迷ったら打て」が基本。迷った時間が生死を分けます。
一般人にその判断は厳しくても、ことエピペンに関しては、周囲の者が躊躇なく注射しなければなりません。

そのエピペンが、不具合が起きてうまく注射できなかったケースがあったそうで、回収騒ぎとなっています。
あわてて使い方を誤ったのかもしれませんが、そもそもエピペンを使う人間は、間違いなくあわてているはず。
例外的に一般人が使う薬なのだから、どのように使おうと間違わないような機構にしてほしいものです。

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