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本を読む時間
- 2017/06/09(Fri) -
この時期、診療の待ち時間が長いです。患者さんの待ち時間じゃありません。私の待ち時間です。
つまり、患者さんが少ないのです。人間がいちばん健康的な季節なのでしょう。そう、思っておきます。

診療の合間に何をして時間をつぶすか。流行り物「ハンドスピナー」を買ってみましたが、まあ、つまらない。
ネットを見たり、細切れで読めるような本を読んだりもしています。いま診察室に置いているのは、
『図25枚で世界基準の安保論がスッキリわかる本』(高橋 洋一著)
『謎の漢字』(笹原宏之著)

高橋氏には最近、露骨に政権寄りの発言が多くて、ちょっとイヤですね。
それよりも面白いのは漢字の本。たとえば、「謎」という字をよく見たら、しんにょうの点がふたつある。
これまでの人生で、私はたぶん、この字のしんにょうの点は、ひとつしか書いてこなかったような気がします。
(追記:表示環境によっては、点がひとつのしんにょうに置き換わってますね)

この本の受け売りを書き並べていけば、ブログも捗(はかど)りますね。で「捗」の字。
旁(つくり)の「歩」の部分の、右下の点がない。知らんかった(フォントによっては点が登場しますが)。
もともと「歩」には右下の点がなかったそうです。

自宅でいま読んでいるのは、2冊。並行して2冊読んでいる理由は、1冊だけだと根気が続かないからです。
『佐藤慶太郎伝』(斉藤泰嘉著)は、「石炭の神様」と言われた人物の話。九州の人なので馴染みもあります。
『医者という仕事』(南木佳士著)の著者は、芥川賞作家で医師。私より一回り年上ですが、考えが近い。

読みたい本は山ほどありますが、全部読むには時間が足りません。
でも、齋藤孝氏のように速読をしようとは思いません。単に情報を得るための読書じゃないからです。
それは映画やドラマやドキュメンタリーでも、あらすじだけ聞いたのではまったくつまらないのと同じです。

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