そもそも
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- 2017/06/16(Fri) -
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「加計学園」問題では何がいったい真実なのかは、私にはまったくわかりません。
ただ言えることは、政治家や官僚には誠実(素直)じゃない人が多い、ということでしょうか。 再調査で出てこなかった文書は、追加調査によって見つかったのであって、再調査自体は適正だったと。 自分の非や問題点を本心では認めているからこそ、そのような屁理屈で言い逃れしようとするわけです。 官僚や副大臣はもちろんのこと、さらにその上の官房長官や首相までが、まことに見苦しい詭弁の毎日。 政治家が、その信念と良心によって大局を見据えて行動するのであれば、私は細かい文句は付けません。 だからそうであるなら、政治家はつまらないウソをついたり言い逃れたりしないでほしい。 「テロ等準備罪」法案では、その適用要件について、大臣や首相の答弁が二転三転してきました。 「そもそも罪を犯すことを目的とする集団でなければならない」と1月に述べた安倍首相が、翌月には、 「オウム真理教は当初は宗教法人だったが犯罪集団に一変したので適用対象となる」と答弁しました。 この答弁の趣旨は理解できます。集団の性格が、途中からガラッと変わることだってあるでしょう。 本質的には別の団体になったのであれば、その団体はもはや、そもそも罪を犯すのが目的なのです。 ところが、です。首相の1月と2月の答弁が食い違うことを民進党議員に指摘され、首相が言い訳をします。 「『そもそも』の意味を辞書で調べたら『基本的に』という意味もある」と。 「そもそも」という言葉の使い方なんてどうでもいいのに、ムキになって言い訳するから墓穴を掘るのです。 記者や学者や一般人が、あらゆる辞書を調べ、「基本記に」の意味がないことを確認することとなりました。
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