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手袋の使い回し
- 2017/07/08(Sat) -
歯科医院では、その約半数が手袋や医療機器を使い回していると、センセーショナルに報じられました。
歯を削るドリル(あの、イヤな音がするヤツ!)の柄や手袋を、患者ごとに交換していないというのです。

問題がないとは言いませんが、報道は表面的、メディアは感情的であり、情報は正確ではありません。
たとえば手袋は、「使い回し」という言葉で短絡的に非難していいのか、疑問です。

もちろん、すべての患者で新品の手袋を使うのが理想です。
私が診療中になにかの処置等を行う際の手袋は、いつも新品を使い、使用後にすぐ廃棄しています。
毎回捨てるのはもったいないので、アスクルで購入可能ないちばん安い手袋を使っています。

そもそも私の場合、手袋を使う機会は少なく、通常の診察は素手で行い、手指はたびたび消毒をしています。
たまに手袋を使ったとしても、いちど外すと手袋が裏返るので、それを再使用するのは少々面倒です。
したがって手袋を使い回そうとすれば、その手袋をずっと外さないままで使い続けることになります。
もちろんその都度、手袋のまましっかりと手を洗うことが大前提です。

しかしそれでも、手袋を使わずに素手で処置するよりはずっと、患者さんにとって清潔だと思います。
素手はいくら丁寧に洗っても、外科医が手術前に洗うような厳密さがなければ、つねに汚染されているのです。
一方で手袋には、爪やシワや毛穴が無いので表面が平滑であり、かなりきちんと洗うことができます。
手袋を手にはめたままでしっかり洗い、ハンドタオルで水をぬぐえば、清潔度はかなり高いと考えられます。

「手袋の使い回し」というと不潔な印象がありますが、「素手の使い回し」よりはよほど清潔だと思います。

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