「なんなら」の用法
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- 2017/08/13(Sun) -
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朝からお墓参りをすませ、午前中は部屋の片付けなどして、なんなら午後から炎天下をサイクリングしました。
それもこれも、夕方のビールを旨くするための仕込みです。なんなら今年初めての鰻もいただきました。 こんな感じの「なんなら」の誤用を、ネットでよく目にしますね。誤用なんだけど、なんなら嫌いじゃない。 辞書で「なんなら」を引くと、その意味は2つ書いてあります。 (1)もしよければ。「なんなら私の方からお電話しましょうか」 (2)もしイヤなら。「ビールがなんなら日本酒にしましょうか」 面白いですね、正反対の気持ちを同じ「なんなら」で表すとは。外国人には聞き分けが難しそうです。 たとえば接待の酒席を始めるとき、「お飲み物はビールでよろしかったですか」などと店員に尋ねられた際に、 (1)相手が日本酒好きと知ってて、「なんなら日本酒にしましょうか」(日本酒から始めてよければ) (2)相手がビール嫌いと知ってて、「なんなら日本酒にしましょうか」(ビールを飲むのがイヤなら) 冒頭に書いたような誤用は、それどころか、とか、さらに言うと、のような意味で使われているようです。 ネットから拾ってきた用例には、「彼女とは何でもないよ。なんなら手もつながなかったし」なんてのもある。 なんなら=もしよければ→もしよければさらに言わせていただきますが、みたいな変化なのかもしれません。 それにしても、ひつまぶしが旨かった。なんならビールも。
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