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影裏か星の子か
- 2017/08/14(Mon) -
お盆休みの2日目は読書の日。芥川賞受賞作、沼田真佑氏の『影裏(えいり)』を、遅ればせながら読みました。
いつものように、単行本ではなく受賞作全文掲載の文藝春秋を買うところが、ちょっとケチな私です。

内容には触れませんが、ひとことで言うなら「我慢の読書」。短編のわりに読み進むのに時間がかかりました。
なぜなら、情景描写や心理描写があまりにも上手く、「文学的」すぎるからです。私の苦手なジャンルです。

選考委員の村上龍氏や宮本輝氏の、「文章は上手いけれど、なに?」みたいな「選評」に、私も同意します。

芥川賞を沼田氏と最後まで争ったのは、今村夏子氏の『星の子』です。これはKindle版で読みました。
昨年の候補作『あひる』もそうですが、今村氏の文章って、子どもの作文みたいに平易でスイスイ読めます。
しかしまた、子どものように無邪気で不気味ですね。いや〜な雰囲気は、今回も健在でした。

本日の読書3つ目は、「文学界」9月号に収載された、沼田真佑氏の芥川賞受賞第一作『廃屋の眺め』です。
これは、読みやすかった。しかも短編で、あっという間に読めました。ただ、結末がなんとも微妙。

沼田氏って、毎日なにか文章を書くようにしているそうで、受賞後インタビューでこう言ってます。
「書かない日があると、書くのが嫌いになりそうなので怖くて、毎日筋トレのつもりで書いています」
あ、そうそう、それそれ。
私も毎日ブログ書いてて、その「苦行」を何て表現したらいいのかと思ってましたが、そうか、筋トレか。

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