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真夏にRSウイルス感染
- 2017/08/19(Sat) -
寒くなってから出てくる「RSウイルス感染症」が、真夏のいま流行しています。当院でも最近目立ちます。

高熱、ひどい咳、ゼーゼーいう、ぐったり、2歳未満、このうちいくつかに該当すれば疑いは強いです。
顔色が悪く、お腹がへこむような呼吸をして、身近にRSウイルス感染者がいたともなれば、ほぼ確実です。

必要に応じて吸入や点滴を行い、風邪薬に気管支拡張剤や抗アレルギー薬も加えて処方します。
チアノーゼや喘鳴が吸入で改善しない赤ちゃんは、病院を受診してもらうことになります。
そのような重症例では、確定診断のために鼻腔ぬぐい液を採取して、迅速検査を行う場合があります。

逆にそれほど重症でもないお子さんでは、RSウイルス感染かどうかの検査は必要ありません。
RSウイルス感染であろうとなかろうと、治療方針には何の違いもないからです。

ところが、「保育園で検査するように言われたので、検査して欲しい」という方がとても多くて困ります。
明らかにRSウイルス感染症ではなさそうな方まで、「念のため」検査を希望するのです。

残念ながら、RSウイルスの検査が保険適応となるのは、外来診療においては原則として0歳児だけです。
1歳以上の方にこの検査を行うと、保険がきかないので、自由診療となります。
保険診療と自由診療を併用することを混合診療といい、混合診療は原則として禁じられています。
どうしてもRSウイルスの検査をするなら、一連の診療はすべて自由診療とみなされ、全額自費になります。
「そこまでして検査する必要はないと思いますよ、治療内容は同じですから」というのが私の説明です。

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