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インフル1回接種でOK
- 2017/08/26(Sat) -
今シーズンのインフルエンザワクチンの製造量が、昨シーズンよりもまた、格段に減りそうだとのこと。
厚労省の「厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会」で昨日、その見通しが示されました。

この数年、インフルエンザワクチンの接種者数はほぼ横ばいなのに、製造量は毎年約1割ずつ減っています。

一昨年は、ワクチンが4価になることに伴って値上げされたため、需要が減ることを見込んで減産されました。
そこに化血研の不祥事による出荷停止が重なってしまい、現場は混乱しました。

昨年は、その化血研が熊本地震で被災して、ワクチンの製造が出来なくなり、さらに大混乱です。
供給(製造)量と需要(使用)量との差が200万本を切り、11年ぶりに余裕の少ない年だと騒がれました。

それでも昨年までは、もともとワクチン作りすぎじゃないの?、と揶揄されるぐらい余裕があったのです。

ところが今年はついに、製造量が需要見込みを下回るというから一大事です。
ワクチンの製造株(今シーズンの流行を予想して選ぶウイルスの遺伝子型)の決定が遅れたのが原因です。
国立感染症研究所が当初示した株に問題があり、株を選定しなおしたためです。おかげで製造が遅れています。

そこで、厚労省が言い始めたのが「13歳以上は1人1回の接種にしてほしい」という「お願い」。
本来、13歳から64歳は、1回または2回の接種というのが規定です。希望があれば2回接種できるのです。
当院はこれまで、医療従事者や受験生とか赤ちゃんのご両親には、2回の接種をお勧めしてきました。

なのに今年は「13歳以上の人は1回の接種で十分な効果がありますよ」と強調する厚労省。
まったく、ご都合主義としか言えませんが、ワクチンが本当に足りないのなら仕方ありません。
というわけで、今年の当院のインフルエンザワクチンは、13歳以上では原則1回接種とさせていただきます。

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