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残業300時間
- 2017/09/08(Fri) -
勤務医の過労死が問題となっていますが、国立循環器病研究センターの一件がまた、センセーショナルですね。
時間外労働を月300時間まで可能にするような、労使協定(36協定)を結んでいたからです。

月300時間を単純計算すると、土日も含めて毎日10時間の残業となります。
私も、大学病院に勤務していた頃は、毎月200〜300時間程度の残業をしていました(もちろん手当なし)。
このようなことはもはや自慢にもなりませんが、全国の多くの勤務医が、今も似たような状況だと思います。

今日のNHKニュースでは、学校の教員が部活の顧問などのために、長時間労働していると報じていました。
その解決策として、週に3日は部活をしない日を作って、生徒と教員を休ませようという話でした。

しかしこれを勤務医にも適用して、週に3日は定刻で帰宅させよう、なんてことにはなりませんね。
主治医制が基本なので、担当患者の容態が悪ければ、夜遅くまで病棟を離れることができません。
当直医でもないのに夜の急患に対応することもあるし、緊急手術ともなれば、すぐ夜中になります。

医師は使命感に燃えているので、気が付けば月に200時間でも300時間でも残業してしまうのです。
残業300時間で36協定を結んでいた国立循環器病研究センターは、ある意味、正直というか律儀です。
300時間を堂々と明文化すること自体、一般的には非常識ですが、現場では違和感を感じないのでしょうね。

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