開院10周年
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- 2017/10/01(Sun) -
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本日、つるはらクリニックは、開院10周年を迎えました。
これもひとえに、皆様方の温かいご支援のおかげです。厚く御礼申し上げます(毎年同じこと言ってます)。 10月1日の開院記念日はいつも、インフルエンザワクチンの接種開始日と重なります。 これを利用して10年前には、開院したばかりの当院の知名度を上げるために、格安料金で接種しました。 このもくろみは当たったかもしれませんが、しかしそれは後の、インフルエンザ地獄の始まりでした。 初年度の成功体験に味を占めて、2年目(2008年)は悪のりしてしまいました。 過去8カ月間の来院患者宛に暑中見舞いを発送し、それをインフルエンザ予防接種500円割引券としたのです。 暑中見舞い持参者の接種料金は1,500円。そうでなければ2,000円。 窓口は混乱しました。「自分の所には、あのハガキは来てないが、どうしてだ」というクレーム多数。 「最近の受診者宛に発送したのです」と説明すると、「病気をしなかった自分が悪いのか」と。ごもっとも。 「1枚のハガキで家族全員に有効」としていたら、「家族が別々の日に接種したい」という人が続出。 後日また使える様にハンコを押して再利用を許可したり、「家族」の解釈でもめたり・・・ 3年目(2009年)は、「新型」と「季節性」インフルエンザの、ワクチン2本立てになりました。 新型は公定価格なので異常に高い。そこで被接種者の負担軽減のために、季節性の方は格安に設定しました。 しかし国の政策がチグハグで、ワクチンの接種が新型インフルエンザ流行に間に合わず、大混乱した年でした。 翌年(2010年)は、「新型」と「季節性」の混合ワクチンとなり、しかも公定価格での接種。 もう、何も考えず、国が決めた料金設定で予約をとって接種する。これはホントに、精神的に楽な年でした。 その後も紆余曲折ありましたが、いまは標準的な料金設定としています。 作業を楽にするために、ネット予約とそれ以外で500円ほどの料金差をつけて、ネット予約を誘導しています。 インフルエンザワクチン接種では、医療機関はほとんど儲かりません。そのことを最後に、強調しておきます。
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