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接種間隔の間違い
- 2017/10/09(Mon) -
予防接種に関する間違い(過誤接種)について、昨年の報告例を厚労省がとりまとめた結果が公表されました。
全部で6,602件のうち、断トツで多かったのは接種間隔の間違い(52.6%)だったようです。
ワクチンの接種間隔には2系統のルールがあるため、このように間違いやすくなるのでしょう。

(1)同一ワクチンどうしの接種間隔のルール
インフルエンザワクチンだと、1回目と2回目の間隔は、13歳以上が1週間以上、13歳未満なら2週間以上。
なんでそう決めたの、と言いたくなりますね。もし間違えたら、保健所に届けなければなりません。
このほかにも、ワクチン毎にそれぞれの複雑な規定が山ほどありますが、今日この件は掘り下げません。

(2)他のワクチンとの接種間隔のルール
生ワクチンのあとは4週間、不活化ワクチンのあとは1週間、次のワクチンの接種まであける必要があります。
前にも書きましたが、これは他の国にはない日本独自の、医学的には根拠のないローカルルールです。

世界標準のルールは、「生ワクチンどうしの接種は4週間あける」という、医学的に根拠のある規定のみ。
不活化ワクチンは、1日間隔でも3日間隔でも、当日の朝と夕方に接種してもOKというのが世界の常識です。
また、生ワクチンを接種した翌日に不活化ワクチンを接種する、なんてことも可能です。

ではなぜ日本では、ワクチン接種相互の間隔を、これほどまでに広くとるように規定されているのでしょうか。
それは、ワクチン接種後の副反応を観察するための期間だと、そのように聞いたことがあります。
予防接種による免疫獲得を急ぐよりも、副反応を警戒することに重きを置いた、いかにも日本的な考え方です。

こういう、医学的にはあまり意味のない規定のせいで、間違いは起きるし、接種計画が遅れがちになるのです。
これがなければ、子どもの定期接種とインフルエンザワクチンの接種間隔で苦労しなくても済むんですけどね。

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