パラダイス文書
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- 2017/11/08(Wed) -
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「ようこそ〜ここへ〜♪」というフレーズが頭の中をグルグル回り始めたのは、昭和の人間ゆえでしょうか。
「パラダイス文書」と聞いて「パラダイス銀河」を思い出した方が、全国に何百万人もいると思います。 「パラダイス文書とパラダイス銀河とは何が違うのか?」などど、ネットも賑わっています。 相違点よりも前に類似点を言うなら、「文書」と「銀河」のイントネーションが似てますね。 前者は「tax haven」に関するもので、後者では「夢の島、heaven」を歌っています。 「パナマ文書」とは異なり、今回はAppleもエリザベス女王も、文書に登場しているようです。 Appleよお前もか、と落胆した気持ちを、エリザベス女王が和らげてくれた感じです。 まあしかし、Appleが租税回避をしていることは、今に始まったことではありません。 「ダブル・アイリッシュ」とか「ダッチ・サンドイッチ」などの、巧妙で難解な手法を駆使してきました。 「我々は世界最大の納税者だ」というAppleの主張はそれ自体ウソではなくても、誠実には聞こえません。 トランプ大統領には早いとこ法人税率を引き下げてもらって、Appleが善良な納税者になってほしいものです。 納税は義務とはいえ、稼いだお金をごっそり持って行かれりゃ、しゃかりきコロンブスもやる気が失せます。 とくにお金持ちや大企業ほど所得税や法人税額が大きいので、納税で大損した気分になるのでしょう。 で、一部の個人や企業は合法的に節税する方法を探し、またそれを手助けしようとする国もあるわけです。 年末が近づき、ふるさと納税のオトクな返礼品を時間をかけて選んでいる私とは、次元の違う話でした。
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