リアルな手術ドラマ
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- 2018/01/04(Thu) -
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『DOCTORS~最強の名医~』が、新春スペシャルとして3年ぶりの復活です。あれから3年たちましたか。
医療界のドロドロ部分や、少し泣かせる人間ドラマ的側面よりも、私の最大の興味はいつも手術シーンです。 残念ながら、『Doctor-X』と同じく、医療監修が森田豊氏なので、リアリティーはいまいちです。 ですが今日の新春スペシャルは、3年前よりはマシでした。 たぶん、昨年放送された『A LIFE』のマニアックさに影響を受けたのでしょう。 森田氏が、外科医としてどれほどの経験・技量があるかは存じませんが、少なくとも、テレビに出過ぎです。 外科医として過ごす時間が短すぎる、ということを言いたいのではありません。 テレビ番組にたびたび登場するうちに、番組制作者に迎合するスタンスになっているフシがあるのです。 それはたとえば、手術シーンをついつい分かりやすくしてしまうような部分です。 いまの視聴者は、海外ドラマや映画で、徹底的にリアルな手術シーンや救急現場を見ています。 なので逆説的ですが、詳細不明でよくわからない部分があればあるほど、そこにリアリティーを感じるのです。 説明調なセリフを聞いたとたん、シラけてしまい、緊迫したシーンが台無しになってしまうのです。 その意味で、今日の新春スペシャルの手術シーンは、森田氏にしては、そこそこリアルでした。70点。 今後放送されるであろう続編では、より一層リアリティーを追求してもらいたいものです。 コメディー基調のドラマに、リアルすぎる手術シーンというギャップこそ、面白いと思うのです。
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