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子ども手当でワクチン無料化を
- 2010/06/08(Tue) -
本日内閣総理大臣に任命された菅直人氏は、子ども手当の一部現物給付論を以前から唱えていました。賛成です。
そこで提案。この機会に、こどものワクチンの完全無料化を実現してはどうでしょうか。

ワクチンのうち、すべてのこどもたちが無料で接種を受けられるように国が規定しているもの(定期接種)のほかに、希望者だけが有料で接種を受ける(任意接種)ワクチンには、おたふくかぜ、水痘(水ぼうそう)、ヒブ、肺炎球菌ワクチンなどがあります。
米国では、これらのワクチンはすべて無料です。欧米各国もおおむね同様です。ワクチン行政において、残念ながら日本は後進国です。

例えば日本ではいまだに麻疹(はしか)が散発的に流行し(2008年は患者数約1万人)、麻疹がほぼ根絶されている米国から、日本は麻疹輸出国として恐れられています。
そうなった原因には、麻疹ワクチンの接種回数が1回だけであったことと、その接種率が低かったことがありますが、とくに約20年前に起きたMMRワクチン(麻疹+風疹+おたふくかぜ)の副作用による接種の一時中断が大きく影響したと思われます。
同様に日本脳炎ワクチンは、重い副作用が5年前に起きて以来、いまだに接種率は低迷しています。
これらはいずれも、疫病の根絶について啓蒙することよりも医療事故の糾弾を優先するマスコミの論調や、そのマスコミに扇動されて一斉にワクチン接種拒否に向かってしまう日本人の気質、それに役人のことなかれ主義と政治の先見性のなさがもたらした悲劇と言えるでしょう。

そのようなわけでワクチンの無料化も遅れているわけです。
ヒブと肺炎球菌ワクチンを乳児期からフルコースで4回ずつ接種すると、1人約7万円かかります。
子ども手当(満額)の3カ月分に過ぎませんが、それが現金給付では必ずしもワクチン接種にはつながらないでしょう。
菅総理の持論である現物給付の一環として、こどものワクチンの完全無料化を提案します。

(追記)
麻疹については4年前と2年前に予防接種計画の見直しが行われ、患者数は減りつつあります。
日本脳炎ワクチンについても、今春からようやく積極的勧奨接種に切り替わりました。

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