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ストレスと疾患
- 2018/01/20(Sat) -
「ストレスが高いと長期的に感じている男性は、そうでない男性に比べがんにかかるリスクが高まる」

国立がん研究センターが国内で行った、長期間の大規模な観察型研究の結果が、最近公表されました。
40〜69歳の約10万人を約20年間追跡して、「自覚的ストレス」と「がん罹患」との関連を調べたものです。

「日常あなたの受けるストレスは多いと思われますか? 」
この質問に対して、少ない、普通、多い、という3つのストレスレベルを選択させ、5年後に比較しています。

その結果、持続的に高ストレス、または5年間でストレスが高まった者で、がん罹患リスクが増加しました。
とくに男性で強く認めました。メカニズムは不明ですが、ストレスによる免疫機能の低下も考えられています。

ところで、生活習慣病の場合には、ずっと以前からストレスとの関連が指摘されています。

血圧や血糖値が悪化したり、体重が急に増えた人には、私はいつも診察しながらお決まりの質問をします。
「最近、ストレスはありませんか」「あるんです」「やはりそうですか」「そうなんですよ」「ですよね」
言ってみれば、「最近、寒いですねぇ」「寒いですね」「ですね」みたいな、当たり障りのない会話です。

しかしそのような世間話をきっかけにして、やや深刻な問題が見つかることもあり、問診はやはり重要です。

たまに、「ストレスありませんか」と尋ねると、キッパリ「ないですね」と応える方もいて、逆に驚きます。
本人はそうだとしても、周囲の家族のストレスはどうなんだろうと思うケースも、しばしば見受けますけどね。
あ、私のことだったりして。

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