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インフルとマスク
- 2018/03/04(Sun) -
日頃の診察中や検査中には、患者さんの咳のしぶきをモロに顔面に浴びることが、しばしばあります。
なのでインフルエンザの流行期に入って以来、診療中にはマスクを装着しています。
マスクをたびたび着脱すると、その操作によって不潔になりやすいので、マスクは常時つけっぱなしです。

もちろん、そのような状況で、ウイルス感染をマスクだけで予防できるとは考えていません。
頻繁に手洗いをします。顔や頭髪はたびたび洗うわけにもいきませんが、メガネは時々洗います。

しかし考えてみると、もう私の免疫は十分できていて、マスク等で予防することなど不要かもしれません。
この数カ月で、千人以上の患者さんからのウイルス曝露(咳・くしゃみ攻撃)を受けてきたはずだからです。

インフルエンザウイルスは、口や鼻から侵入すると、気道の粘膜細胞に感染しようとします。
すると、気道粘膜上に分泌されている「分泌型IgA抗体」が、まず最初の防御因子として働き始めます。

一方で、ワクチンの接種によって誘導されるのは、「IgG抗体」という、血液中の防御因子です。
IgG抗体はウイルス感染の最初の防波堤にはなり得ません。最前線で働くのは、あくまで分泌型IgA抗体です。

何度もウイルスを浴びてきた私の場合、この分泌型IgA抗体が、極めて発達した状態にあると考えられます。
だからもう、私は十分な免疫を獲得しているので、そろそろマスクをやめてもいい時期かと思うわけです。

それに「iPhone X」を使う時、いちいちマスクを外さないと「顔認証」ができないのも、ストレスなのです。

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