Appleのライバル?
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- 2018/03/06(Tue) -
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Appleの「iCloud」のデータ保存先が、AmazonとGoogleのクラウドサービスだったと判明しました。
表の事業ではライバルだけれど、裏では協力せざるを得ないということなのでしょうか。 考えてみるとAppleのライバルは、時代と共にずいぶん移り変わり、しかも複雑です。 私が初めてMacを買った30年前ごろ、Appleは「打倒IBM」が旗印でした。IBMは「宿敵」でした。 Macの謳い文句「最高を最初から」をもじって、IBMに対して「最低を最後まで」と揶揄したりしてました。 しかし今では両社は、「パートナーシップ」を締結する関係です。 Mac用ソフトとしてExcelを開発したMicrosoftとAppleとの関係は、当初は悪くなかったはずです。 ところがその後Windowsが発売されてシェアを広げていくと、最大のライバルはMicrosoftになりました。 ジョブズは、「他人のアイデア(=GUI)を盗む恥知らずだ」とビル・ゲイツをののしり、敵対視しました。 マウスでアイコンをクリックする斬新で直感的な操作法(GUI)を、ゲイツが盗んだというわけです。 もっともゲイツは、ジョブズだってゼロックスから盗んだんじゃないの?的な返答をしていますけどね。 ゼロックスのアイデアを、ジョブズが完成させ、ゲイツが世界中に普及させた、ということなのでしょう。 Microsoftの勢いが落ち込んでくると、ジョブズの攻撃対象はGoogleになりました。 AndroidがiOSにそっくりなことに激怒した、ジョブズの激しい発言は有名です。 「アンドロイドなんて壊してやりたい、こんなものは盗作だ。こいつに熱核攻撃を食らわせてやりたい」 ところが今回、GoogleやAmazonとの協力関係も判明。完全なライバルなんてのは、存在しないのかも。
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