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内科と外科
- 2018/03/25(Sun) -
「神経内科」という診療科の呼び方が、「脳神経内科」に変わるそうです。
「心療内科」や「精神科」と混同されるのを防ぐためなどの目的で、日本神経学会が決定したようです。
これで混同が防げるのかどうかはわかりませんが、内科と外科の対比がわかり易くはなりました。

「脳神経内科」vs.「脳神経外科」
同じ脳神経系の疾患・病態に対して、前者は内科的に、後者は外科的にアプローチする。その対比は明瞭です。

「内科」vs.「外科」
まず論ずるべきは、これ。体を内部から治す薬と、外から手を加える手術、その違いを内と外で表現したのか。
でも「心臓を手術した」という方には循環器内科でカテーテル治療を受けた方もいて、内外の境界は曖昧です。
それに、言っときますけど、外科医だって、薬を使うんですよ。

「循環器内科」vs.「心臓外科(または心臓血管外科)」
次元のずれた対比として、私も昔から気になってます。
大学などでは最近、後者を「循環器外科」という場合もあります。外科が内科サイドに歩み寄った形です。

「消化器内科」vs.「消化器外科」
いいですね、よい対比です。

「小児科」vs.「小児外科」
厳密には、前者を「小児内科」とすべきなのでしょうか。
たぶん、「小児科」は「内科」よりも幅広い分野を扱うので、あえて「小児内科」とはしないのでしょう。
でもそれを言うなら、「内科」の開業医は、皮膚科や耳鼻科や泌尿器科分野なども多少は診るんですけどね。

開業したばかりの10年前ごろは、外傷の小手術を私も結構やっていました。でも今はまったくやりません。
たま〜に縫合するだけのために、滅菌した手術器械や縫合糸や敷布を完備しておくのも、効率が悪い。
それに、そのような低頻度で手術するのでは外科的技術も低下し、患者の不利益にもつながります。
元外科医ではあっても今は内科医。中途半端なことをすべきではない、という結論に達したのです。

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