定期接種と年度がわり
- 2018/04/02(Mon) -
国が定めた定期予防接種には、対象者を「年齢」ではなく「学年」で規定しているものがあります。
代表的なものが、麻しん/風しん混合(MR)ワクチンの第2期接種で、接種対象者は「年長さん」です。
この「年長」を、予防接種法施行令の表現で定義するなら、
「小学校就学の始期に達する日の一年前の日から当該始期に達する日の前日までの間にあるもの」となります。

私が日頃の診療で私が使っている「予防接種台帳」では、患者の「学年」が表示されるようにしています。
データベースソフト「ファイルメーカーPro」を使って自作したファイルです。そのフィールド定義は、

・「学年」=Case ( 学年指数 = 4 ; "年少" ; 学年指数 = 5 ; "年中" ; 学年指数 = 6 ; "年長" ; ...(以下略))
・「学年指数」=2018-生年度
・「生年度」=Int ( (生年月日指数 - 402) / 10000 )
・「生年月日指数」=Year ( 生年月日 ) * 10000 + Month ( 生年月日 ) * 100 + Day ( 生年月日 )

昨日の年度更新作業では、「学年指数」のフィールド定義において、2017を2018に変更しました。

もう一つ、学年単位で接種対象が規定されている定期予防接種といえば、成人用肺炎球菌ワクチンです。
もはや「学年」というのもおかしな年代ですが、65歳以上の方が学年ごとに接種を受けます。私の台帳では、
 
・「成人肺炎球菌定期接種」 =If ( 64 ≤ 学年指数 ; If ( Mod ( 学年指数 ; 5 ) = 0 ; "対象" ; "" ) ; "" )

成人の肺炎球菌ワクチンを、65歳以外の高齢者に接種する時限措置は、今年度で終了する予定です。
5年間にわたり5の倍数の年齢を対象としたので、接種の機会は全員に1度ずつ与えられたはずだという理屈。

しかし、定期接種の機会が人生で1回だけという点が、正確に伝わっていたとは思えません。
5の倍数の年齢になるたびに定期接種の順番が回ってくる、と思っている方も何人かいました。

時限措置が終わると来年度からは、66歳以上の方は二度と定期接種の対象にはなりません。
高齢者の肺炎球菌感染予防の主旨に則れば、接種漏れの方を救済することこそ最重要だと思います。
時限措置が終わったら、来年度からの定期接種対象は、65歳以上の未接種者全員ということでいかがですか。

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