Appleと中国
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- 2012/05/30(Wed) -
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Appleのホームページで、この夏にも登場するという次期OSの「先行告知」を見て驚きました。
「中国向けのまったく新しい機能」が備わるというのです。 たとえばブラウザには、Baidu(中国語表記で「百度」)検索が追加されるとのこと。 Baiduといえば、中国ではGoogle(中国語表記は「谷歌」)をしのぐ、圧倒的シェアの検索エンジンです。 この中国人向け新機能を、日本のHPで大々的に披露するというのはどういうことなのか。 そこにAppleの戦略を感じます。つまり「中国シフト」と「Google離れ」。 中国は、Apple製品の主要生産拠点にして超巨大市場です。 Appleは、かつてジョブズが「Androidは叩きつぶす」と言ったほど、Googleとは敵対しています。 次期iPhone (iOS6)ではGoogle Mapと決別するとも噂されています。 そのGoogleにとっての中国は、検閲問題やサイバー攻撃を繰り出してくる、いわば天敵。 つまりAppleにとって、中国は敵の敵すなわち味方、という構図ではないでしょうか。 「中国シフト」と「Google離れ」は、表裏一体と言えるかもしれません。
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