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また麻疹の輸入と拡散
- 2018/04/14(Sat) -
「排除」されたはずの麻疹(はしか)ですが、今でもときどき集団発生します。今回も海外からの輸入です。

東南アジアで麻疹に感染して、日本に麻疹ウイルス持ち込んだ人が「発端者」となりました。
その方が沖縄を訪れ、医療機関で麻疹と診断されて隔離されるまでの3日間に、沖縄で感染が広がりました。
ちなみにその頃に私はたまたま沖縄に行ったのですが、十分な免疫を持っているのでまったく心配ありません。

さて、いま新たな問題は、沖縄旅行後に麻疹を発症した二次感染者の少年のケースです。まとめると、

(1)発端者(台湾人):東南アジア旅行後、3/14に台湾で発症(発熱)し、3/17〜19に沖縄を観光
(2)一次感染者(40人以上):発端者の宿泊先や発端者が訪れた商業施設で感染
(3)二次感染者(少年):3/28〜4/2に沖縄旅行し、4/6に発症、4/7に新幹線で移動、4/11に診断確定

どの感染者も、発症(発熱)してから特徴的な発疹が出るまでの数日間は、まさか自分が麻疹とは思いません。
だから最初のうちは、無理して登校したり出勤したり、コンサートに行ったり新幹線に乗ったりするのです。

麻疹は感染力がきわめて強いので、十分な免疫がないと、同じ部屋や同じ車両にいるだけで感染します。
少年と同じ新幹線に乗った人などが、来週頃に三次感染者として発症する可能性は、おおいにあります。

輸入麻疹からの集団発生を防ぐには、ワクチンの接種率を上げて、免疫の無い人間を減らすしかありません。

新年度が始まり、麻しん/風しん混合(MR)ワクチン第2期接種の対象は、今月年長さんになったお子さんです。
もうすでに接種を済ませた方もいる一方で、年度末になって慌てて接種をする方も多いのが現状です。
単純な啓蒙活動だけでなく、何かインセンティブをつけて接種を促す方法はないものでしょうかね。

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