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喫煙習慣の拡散
- 2018/04/28(Sat) -
「大人の何%がたばこを吸っていると思うか」
中学生にアンケートをとったら、「男性の6割・女性の4割が喫煙者」だと誤解していた、という調査結果。
静岡の保健所長が、先週開催された日本小児科学会で発表しました。
残念ながら、私はその学会に参加できず詳細がわからないので、以下は、推測を交えて書き進めます。

コンビニ等でたばこを目にする機会が多いことなどが誤解を招いているのではないか、と分析されています。
男性の90%が吸っていると回答した生徒もいたらしいので、喫煙者が目に付くことは間違いないでしょう。

男性の6割・女性の4割というのは、中学生からみた、いわば「体感喫煙率」と考えるべきかもしれません。

目の前でたばこを吸っている大人は当然、喫煙者ですが、いま喫煙していなくても非喫煙者とは限りません。
電車やバスの乗客は誰も喫煙していませんが、その人たちの中には喫煙を我慢している人だっているはずです。
そのような「想像」も含めると、周りの大人の多くが、喫煙者に思えてしまうのかもしれません。

たばこは、自分の趣味や嗜好の目的で吸い始めるというよりも、最初は興味や勧誘がきっかけでしょう。
若者の周囲の喫煙率が高いと、やがて喫煙を始める可能性も高くなるだろうと推測できます。
現に、雀荘にもパチンコ店にも入り浸ることがなかった私には、ついに喫煙習慣が付かずに済みました。

同様に、いったん喫煙を始めた者が禁煙に成功するかどうかにも、周囲の環境の影響が大きいと思います。
社会の喫煙者の分布には「濃淡」があり、喫煙率が日本の平均値よりもはるかに高い集団が存在します。
そのような職場の喫煙者は、個人的には禁煙の意志はあっても、実際にはなかなか成功しません。

当院の禁煙外来で禁煙に成功した方が、後に喫煙を再開してしまうのは、たいてい同僚との飲み会からです。
禁煙しきれない者が、禁煙に成功していた同僚を、悪の道にそそのかすのです。

受動喫煙の問題も重要ですが、若者に喫煙習慣を拡散させない方策の方が、長期的にはより重要でしょう。

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