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アイコスの余計なお世話
- 2018/05/21(Mon) -
なかなか禁煙できない方に、禁煙補助薬による治療をお勧めするのですが、たいてい反応がよくありません。
当院の禁煙外来は自分の意志で受診する方が多く、私が勧めた方はなかなか治療に踏み切ってくれません。
自ら進んで禁煙したいのであって、人に言われるのはイヤ。そんな天の邪鬼な気持ちがあるのでしょうか。

「勉強しなさい」と母親に叱責され、「今やろうと思ったのに。もう勉強せん!」と言う子どもに似ています。

「アイコスに変えましたから」と、禁煙が半分成功しているかのように言う方にも、よく出会います。
アイコスを始めたけど、紙巻きたばこも「併用」していて、合計本数はむしろ増えている方もいます。

シンガポールやタイに紙巻きたばこは持ち込めますが、電子たばこや加熱式は持ち込みが禁止されています。
私にはその理由がよくわかりませんが、これらの国では、アイコスを所有しているだけで厳しく罰せられます。
紙巻きよりも環境や健康への害が少なそうに見えることが逆に良くない、という理屈なのかもしれません。

アイコスが「IoTデバイス」であることが最近も報じられ、むしろ私にはそのことが恐ろしく感じました。

ユーザーの喫煙状況データが、アイコスの内臓チップによって収集され、フィリップモリスへ送信されるとか。
そのデータを受けたフィリップモリスは、例えばユーザーに対して次のようなメッセージを届けるそうです。

「今日はアイコスを使ってないようですが、禁煙したのですか、それとも紙巻に戻ってしまったのですか」
まったく余計なお世話です。禁煙しかけている人に、アイコスの存在を思い出させる効果しかないでしょう。

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